さて、前回の続きです。
2014年2月2日(日)夜が明けると昨日までの青空はどこへやら、予報通りの雪でした。
5時半か6時には起床。7:40頃に小屋を出発しました。昨日とはうって変わっての雪景色。心なしかどんどん雪が強くなってきているような気がします。風もある。
気温はおそらく零下。ということは風が吹くと体感温度は更に下がる・・・。頭の中で計算すると、かなりな気温だ。
バラクラバ(目出し帽)、ネックウォーマー、雪山用アウターの有難みをスゴく感じる。今のハイテク製品ってすごい!
距離的には大して進んでいないですが、8:46には休憩。休憩中周りを見ても、写真の通り視界があまりよくありません。これから進む方向を見ても、真っ白。
某ガイドさんが、年末に来た時には、このあたりは肩まで雪があり、「うお~」っと言いながら肩までラッセルをしながら進んだそうです。いやあその超人的体力には驚かされます。スゴすぎます。
寒いので5分強位休んでまた出発。稜線をどんどん歩いていきます。東側は崖。雪で様子が分からないから怖い。
無雪期であれば、昭文社の地図によると、黒百合ヒュッテのある黒百合平から中山峠までは5分。そしてそこから天狗岳までは東天狗までで1:20かかります。でも、雪があると、普段よりも歩くのに余計に時間がかかります。
10:03に山頂・東天狗に到着!ばんざーい。
雪が強くなってきたので、余韻に浸っている時間もなく、山頂の滞在時間は、ほんのちょっとでした。
それから黒百合ヒュッテまで戻り、昼食タイム。温かくて美味しいものを食べたのですが、残念ながら記憶が飛んでしまい思い出せません。(シチューだったような。)
身体も温まった後、「もうアイゼンいらないから外して」と言われ、またアイゼン無し歩行で、トットコ・トットコ歩いて下山。
渋の湯に着いたら、舞っていた雪もどこへやら。更に、茅野駅の近くに行くと、お日様まで出てきました。
やはり山と下界の気象の差って激しいのね・・・。
そんな感じで、今回は、雪山の厳しさを、初めて実地で体験出来ました。
★おまけ
天狗岳は、西天狗と東天狗がありますが、今回は東天狗に行きました。また機会があれば西天狗まで足を延ばしたいです。
(地図)
国土地理院 地形図