3週間ぶりの室堂は、紅葉も終わり冬の気配。既に16日に初降雪・冠雪とのこと。
集合後、宿泊先の雷鳥荘へとゆっくり歩く。
ミクリガ池には、ほんの少し先シーズンの雪が残ってました。
静まり返った池周辺。
地獄谷方面は相変わらずもくもくと湯気が。
雷鳥沢のテント場は閑散としている。
今シーズン何度も往復したなあ雷鳥坂。
剱岳も2回も登れたし・・・
見ていてしみじみとしてしまいました。
雷鳥荘へ到着。
今回は、某共済会主催の安全登山講習へ参加。山で起きやすい「低体温症や凍傷」についてのお話を聞きに。
今回のプレゼンターはお医者さん!
このトピックについては、ガイドさんによる講義を受けたことはありますが、医療のエキスパートから直接話しを聞くのは初めて!
講師は、普段は地域医療センターで救急医を、夏は山の診療所でも活動し、山の経験も豊富。日本山岳ガイド協会でも、プロのガイドさん向けのファーストエイド講習もなさってらっしゃるそうです。
巧みな話術で、難しいことを一般人にもわかりやすく説明して下さいました。
翌日は天気が良ければ雄山へ登る予定でしたが、あいにくの天気。
なのでプラスアルファでまた講義!ラッキー!
トピックは「高山病」と「外傷対応の基礎」!
どちらも勉強になりましたが、特に新鮮だったのは後者。山の中だけでなく普段の生活でも役立つ内容。
対応するにしても・・・
1: 傷病者を見つけてもすぐに触ったせずに状況を把握をする必要があること
2: 傷病者を、気道・呼吸・循環(血液)・意識・外表のアプローチで評価する必要があること
3: 2の評価の中で「やってはいけないこと」と「すべきこと」が存在する
・・・といった内容を、前日に引き続き具体的に説明をしていただきました。
今年は、身内が、救急車で搬送されたり、長期間入院したりと、健康と安全には普段以上に敏感になっている私。本やネットで、情報を得ることも可能ですが、やはり医療現場のプロの声を直接聞け、得るものが多く有意義でした。参加してよかった。
機会があれば、時々こういう講習受けたいな。
また今回の先生も、時々山小屋や登山用品店でも講習をなさるそうです。
なので、たまには真面目にお勉強しようかなと思う方には、是非おススメです〜。