久しぶりの日本海は穏やか。
北アルプスの北端に近い駅。
2年前に蓮華温泉や鉾ヶ岳の帰りに利用しました。
日本ジオパークネットワークのウエブサイトによれば「ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所」だそうです。
糸魚川といえば、ヒスイ、親不知、栂海新道しか連想出来ない。もう一つあげるなら「フォッサマグナ(日本列島中央部を南北に横断する地質学的に大きな溝)」。
学生の頃勉強した記憶があります。
ユーラシア・プレートと北米プレートの境目。
今回は、フォッサマグナ・ミュージアムを訪れ、日本列島や「この山登りたい〜!」と思っている北アルプスの山々の形成に関わる歴史を、ヒスイを含む様々な岩石や動画をみて、ちょこっと勉強してきました。
クライミングで有名な明星山の岩が石灰岩なのは、昔そこが海だった証。
いつか行ってみたい栂海新道は、地質・地形的に多様性がある。
面白かったのは、クライミングで触る色んな種類の岩を一度に触れることが出来たこと。
登ってみたことのあるいくつかの岩場と岩を並べてみると、石灰岩(辺戸岬・宇佐浜)、チャート(天王岩、赤岩青巌峡、古賀志山)、凝灰岩(湯河原、城山)、安山岩(城ヶ崎海岸)、砂岩(青葉)、花崗岩(小川山、宮崎の比叡山)、溶結凝灰岩(湯川)という感じ。
日本って登山もクライミングも、色々楽しめるのがよく分かりました。
印象的だったのは、栂海新道を開拓した「さわがに山岳会の小野さん」のザックとナタが展示されていたこと。そのナタで道を切り開いていったのかと思うと、熱い想いが伝わってきます。いつ行けるかわからないけど、一度は歩いてみたい。憧れのルート!
派手さはありませんが、面白いミュージアムです。山や地形に興味のある方にはオススメです。
テレビもないし、携帯の電波も届きません。
今や日本ばかりでなく地球上どこにいっても電波が届いてしまうので、デジタル・デトックスには最適かも。「用事のある方は、ノロシか伝書鳩飛ばして下さい!」みたいなこと言って休んでくるのもいいかも!日本秘湯を守る会にも入っている温泉です。
ここには都忘れの湯という露天風呂があります!
広間には小熊の敷物がありました。至近距離でこういったもの見るのは初めてです。
のんびりお湯につかりたいところですが、翌朝早起きして登山なので、21時前には布団かぶって寝ちゃいました。