みちのく山紀行3日目は、月山。
とても詩的な名前。以前から気になっていました。
8:10に8合目登山口を出発。弥陀ヶ原という湿原を歩き始めると、直ぐに御田原参篭所。
鳥居の向こうには月山。
やはり神聖な信仰の山。いつもとは違う。
兎もまつられています。
兎は古くから月山神のお使い、月の精とされ悪運から逃げる力があるとされているそうです。あやかるために、タッチしてきました。
20分ほどで、御田原神社や湿原が見渡せます。
この山もまだ雪渓が沢山残っています。
オモワシ山が近づいたと思ったら、
9合目の仏生池小屋に到着。9:50。
池の周りにはお地蔵様。
少し休憩して歩き出すと、緑におおわれた行者ヶ原がよく見えます。見ているだけで心が穏やかになります。
7月のピークより少ないそうですが、花もまだまだ多い。(写真はアキノキリンソウ)
行者返しを過ぎると稜線。
大峰付近は風が強い。時刻は10:47。
月山の三角点に、人がいるのが分かる。
来た道を振り返ると、1,909mの峰。
石畳の道は、途中から木道に変わる。
道端には、ミヤマヒナウスユキソウ。
日本版エーデルワイス。
5分ほど歩くと、月山神社の建物が見えてきました。
もう時期的に諦めていたチングルマが、咲いていました。雪渓があるからかな。
11:10三角点のある場所に到着。
山の日せいか人が多い。でも渋滞しない程度。
そこから月山神社へ。本当の山頂はそこにあります。
11:37神社の入口へ。ここはさすがに行列してました。折角なので参拝料を納め、お祓いをしていただく。山でお祓いをしていただくのは初めてでした。神聖な場所なので写真はNG!
その後少し長めの休憩をとり、小屋でキノコ汁を飲みつつおにぎりを頬張る。
12:10出発。青空が広がっていたのにいつのまにか神社は雲の中。
この先から牛首までは急な斜面のガレ場。そこをスキー板を担いで登ってくる女の子がいました!強いなあ〜。
このルートはリフトで上がって来れるので人が多い。
12:57牛首を通過。
この先は緩やかな道。複数の雪渓を眺めつつ歩く。
13:40に姥ケ岳との分岐着。歩いた道のりを振り返る。この辺り、やはり立山を思い出させる。
今年は行けそうもないけど・・・。
進行方向を向くと、リフトの駅。
下りきってリフト駅に13:47着。
姥ケ岳の斜面は、4月〜7月までスキーが出来る。意外と緩やか。来るまで、何故その時期まで出来るのか感覚的に理解出来なかったけど、今回納得。8月でも雪渓が沢山残っていたから。
リフトで下ると、美しいアサギマダラが沢山ヒラヒラと舞っていました。初めて見ました。アサギマダラは遠く沖縄、台湾まで二千キロ以上旅をする不思議な蝶。
14:05にリフトを降り、みちのく山紀行は終了。来てよかったとしみじみ思う。