毎日の仕事はモニターと睨めっこして、ヘッドセットつけ会議。すっかり慣れた。
日本の人ともインドの人とも直ぐにお話しできる。便利な世の中だ。
でもどんなに便利になっても、自然の摂理を忘れてはいけない。人間は非力なのだ。
この前、久しぶりに近所を散歩したらカルガモ一家がいた。毎年の光景だけど、常に食うか食われるかの中で生きているので、次に会った時にはコガモの数が減っていることもあり、なんだか悲しくなる。
ハイテクとは無縁なカモさん一家は、それでも一生懸命に生きている。
郊外に出れば、もう緑が濃くなり、
気持ちの良い空気と風がそよぎ初夏の雰囲気。
一方、標高二千メートルの高地では
まだまだ雪だらけ。
雪の壁や、
雪原が残り、
ようやく凍った池の氷が溶け始める時期だ。
でも一度天候が崩れると厳しい世界。
視界は不良となり、容易に身に危険が及ぶ。
全く人間の思う通りにならない世界。
雄大な自然は、人間の力の及ばないものの存在を思い出させてくれる。
とっても便利な世界に慣れきって、何でも思う通りになると思っている人達に「こういう世界の存在を知ってもらいたいな!」と考える平日の夜でした。