山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

ペットポトルが・・・

久しぶりに不思議な人を見た。

ザックの両側にペットポトル搭載!

「危ないなあ〜」って思いながら見ていたら、

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案の定下りで転んだ拍子に吹っ飛んだ。

そういえば前に槍ヶ岳登った時に友達の前を歩いていた人が、ペットポトルやら携帯電話を落としてぶつかりそうになったらしい。

山に行くと武器になるし、人にも迷惑がかかる。岩場もあまりないところに行く人は、気にしないのかもしれないけど、そういう習慣がいざという時に事故を起こす。

ペットポトルはザックの中に入れて、どうしても飲みたければ、休憩した時にザックから出すか、ハイドレーション使いましょう!

震度5弱!

盛岡から帰りの新幹線。スマホで撮った写真を整理していたら、突然ピロピロ警報音。

びびった瞬間揺れが来て列車は停止。

更に車内の電気も落ちました。照明も空調もない。

訪れたエリアは東北。地震が多い。

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車窓からの様子だと、もうすぐ仙台。

携帯のバッテリーを低電力モードに変え、家にメッセージを送信。場合によっては仙台泊まりかなあと思いました。

幸い10分ほどで復旧。はやい!

JRさんの迅速な対応には脱帽です。

ニュースのせいか、山友からLINEが入る。心配してくれる友達がいるってありがたい。

自然って二面性があることを忘れてはいけないことを思い出した地震でした。

じゃじゃ麺!

縦走の後、やはりお腹が減りました。

冷麺、じゃじゃ麺三陸の海産物とどれを食べようか迷いましたが、今回はじゃじゃ麺に!

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初めてのじゃじゃ麺。うどんみたいに太い麺。

酔っ払うと帰りの電車の時間もあるのでやめにして、コンサバにビールもどきを注文。
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一口だけ麺を残して、溶き卵をいれて厨房にお願いすると、チー湯という卵スープになって帰ってくる。
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これが美味しい。
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今回は白龍というお店に行きました。

また盛岡に来たら、じゃじゃ麺食べよう!

裏岩手連峰縦走(後半)

熊に怯えて進んでいくと、

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この日最も岩っぽい嶮岨森(標高1,448.1m)。f:id:gomtbytsurugi:20190805235812j:image

時刻は9:30。宿を出て約4時間。休憩入れつつだからまあ悪くない。
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鏡沼と岩手山がよく見える。

登山道の東側にはずっと八幡平樹海ラインが走っている。ドライブも楽しいかもしれないけど、やはり歩かないとここの良さはわからないだろう。

良い景色を眺めながらまた休憩。

再び歩き始めると、大深山荘を認識できた。

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登山道沿いは、エゾオヤマリンドウが多い。

でもなかなか開いているのがない。
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振り返ると茶臼岳や歩いてきた道が分かる。
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長いけど歩いていて飽きない。
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花も多いし。

10:30大深山荘に到着。

この辺の避難小屋はとても綺麗。
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冬用の入口が、ここも高い場所にある。
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中は二階まであり、
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きれいな板張りで、毛布までありました。
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こういう避難小屋なら、寝袋持って泊まらながら縦走も楽しいだろうな。お昼ご飯を食べて30分の休憩。

水場経由で、湿原を歩きながら11時に下山開始。

水場で冷たい水を汲んでのどを潤す。美味!f:id:gomtbytsurugi:20190806002340j:image

岩手山がかなり近くなってきました。
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12:08源太ヶ岳との分岐(標高1,384m)到着。

ここでしばし休憩。
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水場で汲んだ天然水は、冷たくて美味しい。

源太ヶ岳は日帰りもしやすいのか、ハイカーがここに来て少し増えた。といっても首都圏や北アルプスの様にはいないけど。

まだここから松川温泉までは、コースタイムで2時間半。おまけにこの先の下りはちょっと急。

気をつけておりると、また水場。さすがに暑くなってきたので、顔洗っちゃいました。
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冷たくて助かります。
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水場のそばには立派なダケカンバ?

水場で、元気をもらい更に下ると、13:16に丸森川を渡る。また川の水を触る。

13:54登山道の入口着。
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松川温泉のバス停が近くに。
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やっぱり最後は、温泉に入る。
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ここも日本秘湯を守る会のお宿。

素敵な露天風呂があります。

これだけ温泉入る回数が多いと、ブログの名前を「山と秘湯」とか「山と温泉」にしてもいいかと思っちゃう。

東北の山は静かで、自然を満喫できるので、秋にまたどこか歩いてみたいと思います。ただ熊が怖いので、お友達と一緒がいいかな。

裏岩手連峰縦走(前半)

4時に起床。誰もいない露天風呂へ。

宿に来て3度目のお風呂。何て優雅な山行。

こんなの初めて。

おにぎりを食べ、5:25頃出発!

この日は裏岩手連峰を南へ縦走。

ひんやりとした空気の中、登山口まで歩くと、岩手山が見えてきました。

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前日はガスって山頂が見えなかったのでうれしい。

これから行く畚岳(モッコダケ)方向にはまだ雪渓が少し残ってました。

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5:46ようやく登山口到着。

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この縦走は、岩手県秋田県の県境歩き。

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安比岳から岩手山まで50km続くコース。

今回は時間の関係で、松川温泉まで進みます。
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少し歩くと6月に歩いた秋田の森吉山。

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更に歩くと畚岳の全体が見えてきました。

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20分ほどで畚岳分岐。

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6:20畚岳到着。標高1,577.8m。
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非常に眺望が良いです。

南西に6月末に歩いた秋田駒ヶ岳
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南東に岩手山
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北に歩いてきた縦走路。
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北東に前日登った茶臼岳。
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山頂にはソバナが沢山咲いていました。
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諸桧岳に向かう途中、ホシガラスがいました。

こんなに近くで見たことありませんでした。

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イワハゼ(アカモノ)は、もう赤い実をつけていました。数週間であっという間に変わる高山植物
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今日も沢山トンボが飛んでいる。湿原があるからかな。自然を壊してばかりの人を怖がらず、帽子や手のひらにとまる。

上手く調和出来ないかな?国連で近年取り上げられている「持続可能な開発目標」って、やはり大事だと素人でも思う。
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7:35諸桧岳着(標高1,516m)
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ここで単独登山者とすれ違う。

この先の前諸桧で6:30頃熊に会ったとか!

このコース自体の難易度は高くないけど、熊が怖いから、今回は地元のガイドさんに案内していただいての集団行動。やっぱりそうしてよかった。

その先の石沼は、名前の通り水がなく石だけ。
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標識には、熊のマーキング。
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写真の標高は立ってますが、来た時は倒れてました。ガイドさんたちと直しました。

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8:42に前諸桧に着くと、標高に熊の手のあと。

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東北の山はこれがあるから、単独では来れない。
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宿を出てそろそろ2時間20分。

でもまだまだ稜線は続いています。

そろそろお腹が減ってきました。

(つづく)

銀河な夜

八幡平に登った後は、

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藤七温泉へ。

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東北で最も標高の高い場所にある温泉。

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ここも日本秘湯を守る会のお宿。

例によってテレビなし。携帯の電波は微弱。

でも露天風呂が沢山。

「汗を流すだけでいいや」と、内風呂に入っただけで終わりにするつもりでした。

でも、寝る前に「星空が見える!」と同室の方の声をきき外に出ると満天の星。

カシオペア座、天の川、こんなに沢山の星を見たのは何年振りだろう。

山小屋に泊まっても、最近は星にもご来光にも興味なく、あるのは登りたい山への熱い気持ちだけ。

「もったいないから露天風呂からお星様を眺めよう」と思い、露天風呂へ。

美しい星空を眺めていたら、なんとなく詩的な気分になってきました。

宮沢賢治が「銀河鉄道の夜」を書きたくなったのもなんとなくわかるような気がします。

星の海を走る「銀河鉄道」・・・。

宇宙を感じる静かな夜。

みちのくが、ますます好きになりました。

茶臼岳〜八幡平

土曜の朝、新幹線を降りると・・・

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この方に、お出迎えいただきました。誰?

岩手と言えば「わんこそば」。ラグビーと岩手と言えば「釜石」!

調べると「わんこ兄弟」というキャラと今年開催のワールドカップのコラボ。ご当地キャラは好きではないけど、マーケティングの一環。頑張って下さい。

キャラはさておき、今回は、6月末に秋田駒ヶ岳に登って以来、八幡平や周辺の山々が気になり、盛岡へやってきました。

この日歩いたのは茶臼岳から八幡平のルート。

11:30に標高1,350mの茶臼口からスタート!

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暑いですが、異様な東京とは違う許容範囲の暑さ。

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最初に登るのは、こんな感じの茶臼岳。

歩き出すと、高山植物がやはり豊か。

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エーデルワイスに似たヤマハハコ。
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ミヤマアキノキリンソウ
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モミジカラマツ。
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12:14に茶臼山荘に到着。綺麗な避難小屋。
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冬用の入口を見ると雪深いのがわかる。

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お昼を食べ、15分ほどしてから山頂へ向かう。
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登山道沿いには、クルマユリ
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コメツガシラビソ?実がなっている。
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12:33茶臼岳山頂(標高1,578.2m)着。
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山頂から、熊沼と思しき沼、その先に畚岳(もっこだけ)、翌日歩く裏岩手連峰の稜線が視界に入る。
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標高差はないけど長い。それにしても空が広い。

さらに先に進むと、黒谷地湿原。13:31。

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湿原の前のベンチで一休み。8月の週末なのにほとんど人に会わない。

14:16安比岳との分岐に来ると、標識を熊が引っ掻いた跡がある。縄張りを示すためにつけるそうです。

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その先の源太森(標高1,595m)に登ると、八幡沼がよく見えます。

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北欧を彷彿させる景色。

源太森から下って八幡沼湿原を歩くと、

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ワタスゲがまだ残っていました。
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池塘がやはり多い。

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湿原を抜け展望台へ。

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登ってきた源太森と稜線が見えます。

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展望台からはもう1つの沼のガマ沼。
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水が澄んでいて深い。八幡沼とともに火口湖。
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15:17に八幡平到着。標高1,613.3m。

メガネ沼、
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そしてドラゴンアイで有名な鏡沼を見て、
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15:45に八幡平登山口(標高1,540m)に到着し、初日の山行は終了。

歩くときに注意を要するのは、どこでも同じですが、北アルプス的な険しいところはほとんどないという意味では非常にストレスフリーで、かつ素晴らしい自然を満喫できるルートでした。割と初心者むけかな。