梅雨も明け、8月に入った日本列島。
こんな気温になるのに、本当に来年東京でオリンピックするのでしょうか?ボランティアのお誘いもありましたが、身の危険を感じるのでやめました。
こんな暑さだと、氷遊びが恋しい。
やってられないので、この週末は少しでも涼しいところへ退避します!
相変わらずの梅雨空。
山に行かない週末は、何年も使ってる道具の点検。
スリーシーズンの靴→3年使用。つま先があやしい。
カーボン製のストック→調節部分が壊れた。
他にもいろいろ。
道具探しに出かけようと思いましたが、今日は選挙。
すべきことは、まずそれ。
でもどこに入れる?
はーい、是非「日本パンダ党」へ!
そんなものありませ〜ん。
先日「令和新撰組」の演説を見かけましたが、すごい人出でした。
気分で日本の未来を担う議員を選んでも仕方ないので、真面目に考え投票!
それから山道具屋さんへ。
靴を買うつもりでしたが、夏に北アルプス方面に行くと雪渓があり、10〜12本爪アイゼン、それもどんな靴でも合わせられるものが必要なことを思い出しました。
事前調査ではグリベルが候補。
店頭で実物を確認し、エアーテックライト・ワイドニュークラシックを購入。
アルミで超軽量。両足で610g。
まあ今回のはアプローチ用で、岩場の登りはNGだから当たり前かな。
前から見ると、クワガタみたい。
これでアイゼンは、6本爪、雪山用、アイス用、チェーンに続き5つ目。
結局この日は他にも色々買いかえた。お財布には優しくないけどケチれない山道具。
「壊れては買い替え、必要になると買い足す」のサイクルが、これからも続くんだろうな。
雨音の続いた真夜中。
3時まで寝てるつもりが、2:30には電気がついた。それでも3:10まで寝てました。何せ出発は5時!
4時にご飯を食べながら外を見ると、昨日は見えなかった山が見えてきました。
雨は降っているような・いないような微妙な天気。
とりあえず雨具の下だけ装着し5:05出発!
長い登山の始まりです。
小谷側からのルートと違い、歩く人は少ない。
滑りやすく苔むした岩の多い登山道を進み、30分程で「難所のぞき」を通過、6:40に少し平らな場所で休憩。
木々の隙間から雪渓が見えます。
豪雪地帯だということがよく分かります。
実は4月にこの山を小谷側から登ろうと思っていたのですが、天候不順で中止。
それもあり無雪期に登ってみたかった。
高山植物はちらほら。
アカモノは実がなってました。
でも今日は歩くのが忙しいから、写真は休憩の時だけ!細々5分くらいの休憩を入れつつ歩く。
8:04中の池近くの眺望の良い場所で休憩。
2年前に登った鉾ヶ岳からの景色を思い出します。雲がきれてここまで景色を味わえるとは。
急登を頑張ってあがり、9:14に笹平からの分岐。ここで小谷からの登山道と合流。
あまり良くない天気予報にもかかわらず、小谷側から人が沢山登ってきました。
山頂まであと少しですが、ここでも休憩。
今日は集団行動なので人とペースを合わせます!
笹の続く穏やかな場所を通り抜け、最後の岩場を抜けると山頂!時刻は9:56。
この山は双耳峰。片方にはお地蔵様の石碑。
山頂の碑のある方は、人が沢山。
周りにはイブキジャコウソウが、咲いていました。
少し歩いてもう一つの山頂へ。
標高1,963mを示す碑と、
山神の碑。
反対側見ると同じく人がいっぱい。行きの静かな登山道とは対照的。
周りの景色は見えなくて残念と思っていたら、
北東方面の山々が一瞬見えました。
帰りは、ひたすら長い下り。
岩場や下りに不慣れな人もいたので、時間がかかる。休憩が何度か入り、途中から雨が本降りになり足元に常に注意を払って歩く。
雨飾山荘に15:40着。行動時間は10時間35分。こんなに長い行動時間はいつ以来かな?集中力を保つのが大変だった。
何はともあれ無事全員下山。
次は晴れた秋の日に小谷側から、そして残雪期にも訪れたい。
久しぶりの日本海は穏やか。
北アルプスの北端に近い駅。
2年前に蓮華温泉や鉾ヶ岳の帰りに利用しました。
日本ジオパークネットワークのウエブサイトによれば「ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所」だそうです。
糸魚川といえば、ヒスイ、親不知、栂海新道しか連想出来ない。もう一つあげるなら「フォッサマグナ(日本列島中央部を南北に横断する地質学的に大きな溝)」。
学生の頃勉強した記憶があります。
ユーラシア・プレートと北米プレートの境目。
今回は、フォッサマグナ・ミュージアムを訪れ、日本列島や「この山登りたい〜!」と思っている北アルプスの山々の形成に関わる歴史を、ヒスイを含む様々な岩石や動画をみて、ちょこっと勉強してきました。
クライミングで有名な明星山の岩が石灰岩なのは、昔そこが海だった証。
いつか行ってみたい栂海新道は、地質・地形的に多様性がある。
面白かったのは、クライミングで触る色んな種類の岩を一度に触れることが出来たこと。
登ってみたことのあるいくつかの岩場と岩を並べてみると、石灰岩(辺戸岬・宇佐浜)、チャート(天王岩、赤岩青巌峡、古賀志山)、凝灰岩(湯河原、城山)、安山岩(城ヶ崎海岸)、砂岩(青葉)、花崗岩(小川山、宮崎の比叡山)、溶結凝灰岩(湯川)という感じ。
日本って登山もクライミングも、色々楽しめるのがよく分かりました。
印象的だったのは、栂海新道を開拓した「さわがに山岳会の小野さん」のザックとナタが展示されていたこと。そのナタで道を切り開いていったのかと思うと、熱い想いが伝わってきます。いつ行けるかわからないけど、一度は歩いてみたい。憧れのルート!
派手さはありませんが、面白いミュージアムです。山や地形に興味のある方にはオススメです。
テレビもないし、携帯の電波も届きません。
今や日本ばかりでなく地球上どこにいっても電波が届いてしまうので、デジタル・デトックスには最適かも。「用事のある方は、ノロシか伝書鳩飛ばして下さい!」みたいなこと言って休んでくるのもいいかも!日本秘湯を守る会にも入っている温泉です。
ここには都忘れの湯という露天風呂があります!
広間には小熊の敷物がありました。至近距離でこういったもの見るのは初めてです。
のんびりお湯につかりたいところですが、翌朝早起きして登山なので、21時前には布団かぶって寝ちゃいました。