山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

ラピュタな山@鋸山

土曜日の朝レンタカーで房総半島へ。
久しぶりにアクアラインを使ったら浮島で激混み。1時間強で行ける場所が3時間もかかってしまった。この日はかねてより訪れてみたかった鋸山へ。浜金谷の駅近くの駐車場に車を止めて歩き出すと、駅のホームが見えた。

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進行方向には鋸山の岩壁が見え、過去に人工的に岩を切り出したのが遠くからでもよくわかる。結構登るな~。
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10分もかからずに車力道の登山道を示す標識が出てきた。
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迷子にならずにすむので助かります。
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今回歩く道は岩を切り出して運ぶのに利用した道です。
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重機もなかった頃に人力で岩を切り出して運ぶって、
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どれだけ大変だったんだろう。
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私には無理なお仕事です。
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登山道を歩いていくと
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徐々に東京湾と浜金谷の街が眼下に見えてきた。
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切通しが見えたら、展望台との分岐。
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一旦ここから東京湾が見える展望台へ向かう。
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急な階段を上っていくと、
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三浦半島南房総(保田側)の素晴らしい景色が待ってました。
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しばしここで水分補給。本当は鋸山の山頂まで歩きたかったけど、渋滞に巻き込まれたせいで、この後のスケジュールを考えると無理なので今回は省略。代わりに石仏や地獄のぞきへ行くことにする。
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切通しを通っていくと、岩を切り出した跡地が池になってました。
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誰かが放った鯉がのんびり泳いでました。
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みればみるほどこの遺構のすごさが分かる。
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ノミで削ったのかな?これ全部。気が遠くなりそう。
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更に進むとまるでラピュタみたいな場所。
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ロボット兵が今にも出てきそうだ。
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その先は日本寺の境内。せっかくなので中に入る。
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有名な地獄のぞきへ向かう。地獄のぞきの場所はハングになっている。
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上から見るとこんな感じ。でも下がハングだと思うと不安な気持ちになる。
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普通の人なら足がすくむ。
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船が多い。ここからも浦賀水道が水上交通の要所だとわかる。
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本当は歩いて下山したかったけど、ホテルのチェックイン時間に間に合わせるために、ロープウェイで下山。まあ今回は景色を見るのが最優先だったからたまにはいいかな。
初めてきましたが鋸山は東京湾三浦半島・房総半島と眺めがよいので、また冬に縦走しに来ても良いかもしれません。

冬は富士山もみえるので。

花と海の角田山

24日の日曜日の朝海沿いの道を車で移動。
この日の目的は角田山で花をめで、最後は海の灯台に向かって歩くこと。

駐車場に車を止めて、支度してから登山道に向かうと、

ヒエログリフがありました。アーティストによる作品だそうですが、なぜここに置くことにしたのかな?

今回は雪割草が沢山咲くという桜尾根から登ります。

ここは個人管理の道なので注意して登ります。

歩き始めると・・・

色とりどりの雪割草。

人生初の雪割草三昧の登山道。

あまりにのんびり歩くので、山頂への到着時刻を心配しましたが、2時間ほどでつきました。山頂は人であふれかえってました。まるで東京の高尾山みたいでした。

この山頂には避難小屋があります。

地元のハイキングクラブの方が建てたそうで、もう50年以上この地にあるそうです。

この小屋にいらっしゃった方から、角田山の花は西側で多く咲き、また時期により少しずつ咲く場所が変わるとうかがいました。話をうかがっているみた間にも、常連さんと思しきハイカーが次々と登ってきて、地元の人たちに愛されている山であることが感じられました。私も新潟に住んでいたら時々歩きに来るだろうな。

長めの休憩をとった後は、灯台コースにて下山開始。

前日の雨で道がぬかるんでいたけど、

下りていくと段々海岸線も見えてきてわくわくする。

途中謎の黒い花も咲いていたけど、雪割草はなかった。

道は基本的に歩きやすい。

カタクリが群生している場所を過ぎると、

さえぎるものが消えた。

この先は岩場っぽいアップダウンの道が続きます。

南西方面には海に通じる洞窟と、隣の尾根に別の登山道も見えた。

行きに歩い桜尾根を見ると下部に岩場があった。かっこいい岩場だなあと思っていたら、クライミングが出来るとすれ違った地元の登山者に聞きました。カッタン岩というそうです。海を見てのクライミングは楽しそう。

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更に進むと灯台はもうすぐ。
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灯台、海岸線、水平線。地球の大きさを感じられる素敵な場所だ。
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灯台の説明によるとこの灯台は明治時代に建設されたもの。この前行った城ケ崎や石廊崎灯台と同じだ。明治時代に海洋のインフラが整えられたことが分かる。
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灯台のロケーションは面白いので、日本中の灯台めぐってみようかな?
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最後は海岸まで下りて、
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その昔義経が身を隠したといわれる場所へ。
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確かにそんな言い伝えがあったら信じてしまいそう。
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今回の登山はここまで。
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ちゃんとお昼を食べなかったので、東京に帰る前に、燕三条系背脂ラーメンというものを食べてみた。コテコテすぎて食べられないかと思ったけれど、太めの麵と玉ねぎ・チャーシュー・スープ・海苔と意外といい組み合わせでした。寒い新潟だからこそのラーメンかな。

「3月の新潟で花をめでる山行ってどうなんでしょう?」と思っていましたが、海も見えるし、お花もきれいだし、首都圏からもアクセスいいし、来てみてよかった。

新潟の山は他にもまだまだ登ってみたい山が沢山あるので、また別の山に登りに来てみたいと思います。

春を探しに弥彦山

新潟に花を見に行きましょうと誘われた。

でも3月の新潟はスキーしか頭に浮かばない。

花なんて咲いてるのかなと疑心暗鬼で上越新幹線に乗り、越後湯沢、浦佐辺りまでは確かに雪景色だったけど、長岡を過ぎ燕三条で降りたら雪はどこかに消えていた。

この日は弥彦山でお花を探しにハイキング。

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裏参道から登っていくと、
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雪割草が咲いてました。
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カタクリも。
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小さい春が沢山。
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可憐だ。
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道は思ったよりもちゃんと整備されており、
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登りやすい。
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でも途中から雨が降ってきて、そのうちミゾレと言うか雪になってきた。

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見えていた佐渡島も視界から消えた。
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頂上が高くなると足元には雪。
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山頂のお社にお参りをして下山。
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行きには気が付かなかった桜は
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雨に濡れてかわいそう。
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下山後は弥彦神社へ移動。
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とても立派だ。
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雨だから迷ったけど、来てよかった。
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夜は民宿でおさかな三昧。
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のどぐろやカニなどたらふく食べました。
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寒かったけど日本海側来てよかった。

子浦〜落居口〜妻良(南伊豆トレイル)

日曜日の朝もしっかり食べてこの日の行動に備える。朝食には美味しい金目で出汁をとったみそ汁が出ました。

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準備を済ませ、8時には子浦の民宿を出発。波は穏やか。
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昨日は波も荒く、風もすごかったのに。
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本日は子浦から日和山を回って落居口まで遊歩道を歩く予定。
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ネットにも書かれていたけど「クマらしきもの」がいるのはわかって。でもやっぱり怖いなあ。前日も念のためクマ鈴付けたけど、こういう張り紙があるとビビります。
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トレイルの歩き始めの景色もやはり見とれてしまう。
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ここでずっと眺めていたい。でもそういう訳にはいかず先へ進む。
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ここには三十三観音が祀られている。
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風化して形がかわっているもののあれば、
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比較的形がわかるものもある。この集落の人々を守ってきた観音様だ。
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先に進むと入江がさらにあり、その先端に人工物が見える。
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実は歩いてそこまで行けて「ころばし地蔵」がある。なぜそんな名前がついたのかと思ったら、そこへの道が急で転びそうだからこんな名前がついたのかもしれない。説明はなかったけど。
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ついさっきまでいた反対側の岬が見える。

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来た道を戻り、遊歩道の本線を登っていくと日和山の山頂。

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風が強いけど景色は素晴らしい。本当は昨日向かい側に見える二十六夜山に時間があれば吉田から歩きたかった。また歩く機会を作ろうと思う。
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絶景が続く道をひたすら歩く。

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見る角度を少し変えると妻良(めら)港も見える。
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どこまでも青い海と空。
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見ているだけで心が洗われるし、地球の大きさに感銘を受ける。
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更に進むと、今度は波勝崎が見えてきた。
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この日は本当はあの先の高通山を経て雲見まで歩く予定だったけど、波勝山から高通山への登山道が通行止めになっている部分があり、車道を歩けば別の登山道から行くことは可能だけれど、今回は車道歩きばかりになるので中止。
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ここまで歩けたことに感謝し、落居口バス停からまた子浦へ戻る。
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途中桜が咲いていて沢山のメジロが蜜を吸っていた。
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こんなに沢山のメジロを一度にみたのは初めて。

子浦に着いたら9:16バスはもう行ってしまい、次は10:51なので妻良まで歩く。歩いている途中、漁師さんが網を修理していたり、海岸のごみを拾っていたりしているのを見かけた。妻良まで来たら、漁師さんに「手伝っていかないか?」といわれた。でも何を?
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20分ほどでついてしまい、時間がまだある。うろうろしていたら昨日の朝あったハイカーにまたお会いする。吉田の浜でテント泊したけど風が強く大変だったらしい。
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その後漁港の防波堤の方まで歩き、さっきまで歩いた日和山方面や
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子浦の様子を眺めてみた。
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日和山の山頂や地層がよくわかる。ダイナミックだな~。
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朝は穏やかだったのに風も強くなり、潮が雨のように舞い上がっていた。歩いていたらさっき遠くから声を掛けてくれた地元の漁師さんが車に乗ってきて、「どこから来たの?」と声をかけられた。昨日石廊崎から子浦まで歩いたこと話すと、反対側に見える地形や船に乗らないとわからない地形のことを教えてもらった。海から見るとまた面白いだろうな。

バス停でバスを待っていたら、そこでも地元の年配の女性に声をかけられた。この時期は風が強いのはいつものことで、この風が海苔をもたらしてくれるそうだ。集まった海苔を海岸で干すのが風物詩だが、今年は海流がおかしくて海苔が全く駄目だそうだ。

気候変動のせいで、豪雪地帯で雪が降らなくなったり、潮流がおかしくていつもやっていることが漁村で出来なかったり、影響はいろいろなところで出ている。そんな話をしているうちにバスが来てしまった。

今回の南伊豆トレイル歩きはここでおしまい。独りぼっちだったら、地味に危ないところも結構あるので、まだ実行できなかったと思います。だから以前から歩きたかったこのトレイルの企画を考えてくださったガイドさんに感謝。また南伊豆・西伊豆トレイルとつなげて少しづつ歩きたいと思います。

石廊崎~吉田(南伊豆トレイル)

金曜日の夜移動して下田へ。土曜日午前8時前の下田駅前は観光客もいなくて静か。

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今回の目的は南伊豆トレイルを歩くこと。以前から歩いてみたかった。ザックを背負ってバス停付近を歩いていたら、同じ目的の人に声をかけられた。

バスで石廊崎まで移動するはずだったが、予定が変わりガイドさんの車で移動。
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石廊崎港の駐車場に車をデポし、石廊崎まで歩く。
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随分前に石廊崎に来た時にはこの駐車場に車を止めた気がする。
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あの階段から石廊崎へは上がれる。
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8:35に役の行者(えんのぎょうじゃ)様に挨拶し出発。
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風が強いがこの入江はまだ波が穏やか。
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4か月ぶりの石廊崎の景色にやはり見とれる。
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誰もいないからこの前来た時よりも静かだ。
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何度見ても大地と自然の力強さを感じられる光景だ。
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石廊崎の先からは少し車道歩き。そして途中から山の中の道を進む。

まずは最初の集落である中木を目指す。
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南伊豆には入江が点在するが、この地形は風の影響を受けにくい。

中木やこの日の最終目的地の子浦は、風待港として栄えていたらしい。

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三浦半島の漁師さんからもこういった話を聞いたことがある。台風が来ると外海に面している漁港の船は、外海の波の影響を受けにくい油壷に移動するって。きっとそれと同じようなことだ。
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途中からまた車道歩きを始めたところで猫さんに遭遇。その先の細い山道に再度入り少し下ると中木の集落に入る。
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それにしても人っ子一人いない。
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この集落の海沿いには立派な柱状節理が見える。
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伊豆半島は昔海底火山だったので、その名残で柱状節理が見られるらしい。クライマーが見ると、そのクラックでどう登るんだろうと考えちゃう。
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あの柱状節理が見えている山が日和山
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急な階段と山道を登りきると、念仏堂がある。
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石室の入り口には優しい顔の石仏、
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奥には二体の石仏が置かれている。
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先に進んでいくと千畳敷のある岬が見えてきた。
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入間の集落に入ると菜の花が沢山咲いていた。
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先週いた極寒のスキー場とは違い、ここは春だ。
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入間の集落を抜け千畳敷に向かって歩く途中、振り返ると今まで歩いてきた山の稜線が見える。
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いつも思うけど結構な距離歩けるんだな人って。
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海岸に向かうために急な斜面を下ると地層が見える。
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さっきまであの荒々しい海岸線の上のトレイルを歩いていたんだよね。
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下りてきた登山道も結構急だ。
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千畳敷は石を切り出していたらしく、人工的な加工の跡が分かる。
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見ていて飽きない
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何がどうなるとこんな地形になるんだろう
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地質学者でなくても伊豆は歩いていて面白い。
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もと来た道を戻り、吉田へ向かう。
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秘境中の秘境だ。
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吉田の浜が見えてもすぐには着かず、富戸の浜に一回下りる。
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集落もない浜。このトレイル以外道はない。

浜から先はまた急な登りだ。頑張って進むと今度は下り。
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振り返ると今まで歩いた稜線や富戸の浜へ下るトレイルが見えた。南伊豆トレイルでアップダウンがきつい箇所だと思う。でも今まで歩いた栂海新道や伊藤新道を考えると楽。

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北アルプスもいいけど、
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この景色は南伊豆トレイルじゃないと拝めない。
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吉田が近くなってきた。何年か前に登ったマルチピッチ「モクマオウ」はあの山の向こう側。
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まじまじと吉田の浜を見たのはでも初めて。
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この日のトレイル歩きは吉田まで。
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時計を見ると14:34。吉田から妻良まで歩いてもよかったけれど、バスの時間が微妙なので、浜で少しお茶を飲み休憩。
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ここも菜の花がきれいでした。
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吉田からは車道歩きで吉田口へ。
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40分位歩いたら、国道136号線に出た。
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スカスカのバスの時刻表。
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15:49にはバス停に到着。待ちながら寒いので上着を着こみ、16:09発のバスでこの日の宿のある子浦へ移動。
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民宿に泊まって、
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金目鯛など山盛りのお刺身を食べて、
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激しい潮騒を聞きながら、布団に入りました。

このルート景色が最高!歩いてよかった。

リトルモンスターに会いに@西吾妻

日曜日は念願の西吾妻山を目指す。

まずはロープウェイで天元台高原スキー場へ。

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雪質もよく良さげなスキー場だ。この日は大会をやってました。リフトを3つ乗り継ぎ、その先からはスノーシュー を装着。

登っていくと、リトルモンスターが沢山。
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蔵王とはちょっと違う感じ。
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でも西吾妻山を見るとやっぱり昨年行った蔵王を思い出す。地形のせい?
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この日は風が強いようで雲の流れが速かった。
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山頂に着いたら残念ながら視界は不良だったけど。
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一瞬だけ青空を拝めました。写真取り損ねちゃったけど。
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今度はスキーか無雪期に登山かな。

初めての北横岳

朝起きるとまだ月が出ていました。

夜が明けると、清々しい青空。

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やっぱり来てよかったと思う。
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朝食はリンゴジュースと
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ヘルシーな和食。
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ゆっくり支度して、8時前に双子池ヒュッテを出発。
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いろいろな種類のコケを見ながら、
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まずは亀甲池へ。
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水量が少なかったです。近づくと更にそれが分かります。
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この日は急ぐ必要もないので、休憩を何度もとりつつ進む。
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急な斜面を登り切ると火口。北横岳は火山なのです。知らない人も多いけど。
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10時55分北横岳北峰着。
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標高2,480m。
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何度も来ている八ヶ岳ですが、10年前に縞枯山から三ツ岳まで歩いたことはありましたが北横岳には来る機会がありませんでした。山始めて11年目にしてようやく宿題を一つ終わらせました。
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ここから見ると蓼科山の山頂がよくわかる。

北峰から少し移動し南峰へ。

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ここでお昼。日曜日なので登山者も多かったです。
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この日は残念ながら南八ヶ岳方面は雲がかかってよく見えませんでした。
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ここで蓼科湖など下界を眺めながら、お昼のおにぎりを頬張る。
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休憩後は北横岳ヒュッテまで少し下りる。
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それからザックを置いて七つ池へ。
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山頂直下にこんな池があるなんて不思議。
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その後は坪庭に向けて歩く。
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坪庭付近まで来ると縞枯れ現象がよくわかる。
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ロープウェイ駅が近くなると北横岳山頂がよく見えました。
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ゆっくりゆっくり歩いても13時にはロープウェイの駅に到着。

こけももソフトクリームを食べてから、13:40のロープウェイで下山しました。

池巡りも楽しかったし、北横岳も様子が分かったので、無雪期だけでなく、雪のある時期にもスノーシューもってまた遊びに来たいと思います。