山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

鍋割山(丹沢) 祝山デビュー!?

2012年4月7日(土)がデビューの日!

目指すは、神奈川県丹沢山塊の「鍋割山(なべわりやま)標高1,272.5m」!(それにしても変な名前だなあ。)

★行程(同じコースを往復):

<往路>

小田急渋沢駅(バス移動)→大倉バス停→二俣→後沢乗越→鍋割山

<復路>

鍋割山→後沢乗越→二俣→大倉バス停→渋沢駅

※同じコースの往復のことをピストンというそうです。

★山行レポート:

渋沢駅に7:40に集合し、7:50のバスに乗車(満員状態)。大倉バス停には15分で到着。トイレをすまし、ストレッチをして、登山届を出して出発!

4月と言っても、まだ寒く、この前買った道具一式を身につけて歩きました。

ちなみに大倉バス停は、標高290m。鍋割山の山頂の標高は1,272.5mあるので、標高差は、何と982.5m。バス停からは、ひたすら西沢林道を歩きます。林道はそれほど傾斜はないのですが、二俣まではかなり距離があり、バス停を出てから1時間後に休憩をとり、二俣についたのは9:35。

二俣から沢沿いに進み、沢を渡って更に進んでいくと、ペットボトルが山積みになってるところがあります。鍋割山山頂にある鍋割山荘では、水がなく、沢の水も飲料水に向かないので、山荘のご主人が自宅の水道の水をペットボトルに詰めてここに置いているそうです。そして登山に来ている人たちの中で、「持って行ってもいいかな」という親切なボランティアさんが、それを山頂まで持って行っているそうです。(それが山小屋で利用されます)一本2Lですごく重たい。

petbottle

山っていろいろな人の自主的な好意で成り立っていることを初めて知った瞬間でした。でも、体力のない初心者の私は、この時は「ごめんなさい~」とパスしました。(またいつか恩返しします。)

二俣から後沢乗越までは、通常45分かかります。急な登りで心臓をバクバクいわせながら必死で歩き、後沢乗越にたどり着き、後ろを振り返ると写真のような狭くて細い道と合流してました。

あとさわ乗越

ここは地図では「西側ガケ注意」(写真の右側)となっているところで、臨場感がちょいと伝わりにくいですが、一人だとコワイなという印象を受けました。(火曜サスペンス劇場の崖みたいな。

で、やっと鍋割山の南側の尾根の稜線に乗ったと思ったら、ここからまた登り!まだ1時間20分位昭文社の地図のタイムだとかかります。

今回の登山は「鍋割山で名物鍋焼きうどんを食べよう」という企画でした。鍋割山荘の「鍋焼きうどん」は、食べログにものっているほど有名。

なべわり山荘

しんどい登りが続き、くじけそうですが、「うどん。うどん。」と呪文?!を唱えながら必死に登り、11:45に山頂到着!

Udon

噂のうどんにありつけました!そして山頂からは、相模湾・真鶴半島などが見渡せました。やればできるんですねえ。

食後、下山を開始。13:50には二俣着。15:05には大倉バス停に到着。二俣から大倉まではまた1時間以上の長い歩きでヘロヘロでしたが、「大丈夫?」と言われると、負けず嫌いと心配されるのが嫌だったので、「平気です。」とこらえてました。健脚だってほめられましたが、次の日は全身筋肉痛でした。黙ってたけど。

でも、初めての山登りは、楽しかったし、「登れた!」という達成感が何とも言えません。これがこの後の山登り一色生活のスタートとなりました。

(おまけ)

今回参考にした地図は、昭文社山と高原地図 丹沢」