山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

北八ヶ岳 三ツ岳 中編(長野県)

さていよいよ「北八ヶ岳」方面の山デビューの日がやってきました。

今回のテーマも岩稜歩行。核心は、三ツ岳の付近。どんな感じなんでしょうか? 行ってみてのお楽しみです。

★山行日(2日目):2013年6月30日(日)

★天気: くもり 時々 晴れ?

★コース

麦草ヒュッテ→茶臼山縞枯山→雨池峠→雨池山(標高2,325m)→三ツ岳→北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅→(ロープウェイで下山)山麓

行動時間: 約6時間15分(休憩込)

★実際の様子

雷鳥」という名前のお部屋で、ぐっすり眠った私。4時半には目をさまし、外に出ると朝日が出ていました。時刻は4:50。

麦草峠の朝

朝もやの中の高原は、とても幻想的。見ていて飽きることはありません。こういう光景を味わえるから山歩きはやめられません。

朝もやの麦草峠

小屋の周りで身支度を整え(以下写真)、6:04に麦草ヒュッテを出発。

麦草ヒュッテの朝

地獄谷方面に向けて歩いていくと、樹林帯の中は雨季のせいかコケが沢山生えていました。何だかジブリ映画の「もののけ姫」に出てくる森みたい。

実際、北八ヶ岳は、日本蘚苔類学会により「日本の貴重なコケの森」に選定されている場所だそうです。何でも、日本に生息する苔の4分の1の種類をここで見ることが可能だそうです。

大石峠を通り過ぎ、6:55に標高2,232m付近に到着。ここから茶臼山が見えます。

2232m付近

休憩しながら周りを見ると、木々が枯れているのが分かります。(以下写真)

縞枯れ現象

これは、「縞枯れ現象」と呼ばれているものだそうです。亜高山帯の針葉樹である、シラビソ、オオシラビソの林で見られる現象で、木々が立ち枯れたり、倒れたりすることにより、遠くから見ると縞状の模様が見られるのでそういう名前がついているそうです。なるほどね~。

ここから茶臼山に向けての道は、登りになるので10分ほど休憩してから出発。

7:40に茶臼山(標高2,384m)に到着。ここは標識があるだけで周りは木々で覆われている。(もう少し立派な標識もあったけどその写真は省略)

茶臼山標識

8:45に縞枯山(標高2,403m)に到着。5分ほど休憩。ここでも周りは見えず。標識写真ハンターをして終わり。それにしても縞枯れの木がやはり多い。

縞枯山標識

9:30には、雨池峠に到着。すっきりしない天気で曇っている。まあ梅雨も明けてないし、仕方がないか。

雨池峠

ここで、「地図を読まない」「方角のわからない」という集団と遭遇。「縞枯山荘はどっちだろう?」と話しているのが聞こえてきた。普段から地図読みばっかりしているスクール生達は、声には出さないけど「何だあれ?」の表情。こういうのもメジャーな八ヶ岳ならではのことかも。

普段から「あんたたちね、体力だけで剱でも槍でも登れちゃうと思うけど、山のことを分かってないと緊急時の対応が出来ないのよ。」と言われることを思い出した・・・。

10:02に到着した雨池山(標高2,323m)でも特に素敵な景色は拝めず、またしても標識だけの記念撮影。

雨池山

ここから先が、本日のメインイベントの「三ツ岳」!

昭文社の地図に「岩石帯 足元注意」と書かれている。どんな岩場が待ってるのかな?

でも残念ながら今回はここまで~。

★お役立ち情報(ウエブサイト)

北八ヶ岳苔の会」

この周辺の「森と苔」のことが載っています。今回北八ヶ岳方面に来るまで知りませんでした。自然について考えるにはよい機会かも。

http://www.kitayatsu.net/