雪山も終わり、久しぶりに奥多摩の山に戻ってきました。今回は登山スクールの歩き込みで、戸倉三山へ。
今回のルートは、8時間以上かかる縦走。さて歩ききれるのでしょうか?
★山行日:2014年4月8日(火)
★天気: はれ
★コース:
(プラン)
刈寄線登山道入口→刈寄山→入山峠→トッキリ場→市道山→臼杵山→荷田子峠→荷田子
行動時間: 約8時間以上
★実際の様子
平日なので、通勤ラッシュを避けようと、朝早く中央線に飛び乗りました。何とか立川駅までたどり着いたところで、カフェでしばしコーヒータイム。
こんな女子系の雑誌を読みながら、武蔵五日市行きの電車を待ちました。今日行くのは、「湘南」とは真逆の「奥多摩」。そういえば山を始めてからあんまり海に行かなってしまった。海の遊びも楽しいんだけどね。
9時に武蔵五日市に集合し、タクシーで刈寄林道にて、登山口へと移動。登山道に到着すると、今回は8時間以上歩くこととなるので、万一の「エスケープ・ルート」を確認し、9:45には登山道を出発しました。
2014年の冬は、2月に2度も大雪があったので、標高1,000mにも満たないこの付近でも、まだ日陰には雪が残っていました。沢沿いを歩き始め、「何だか滑りそうで嫌な感じがするな」と思った矢先、パーティの1人が足を滑らせ転び、腕に怪我。
まだ歩き始めて10分もしないので、登山口まで戻り、しばし休憩。どうも状況が芳しくないので、救急車を呼び、その方と一人付添いの方は病院へ。
残りのメンバーは(20名以上いたかなあ?!)、登山続行することとなり11:15に歩き始めました。
滑りやすい沢沿いの道を緊張しながら進み、12:05に「刈寄山」に到着。少し休憩し、その後「入山峠」まで進みました。入山峠には、12:30に到着。ここから2つ目の山である「市道山」へは、昭文社のタイムで2:20もある。
なので、ここでのんびりする時間はありません。更に、先に進み「トッキリ場」へは13:15に到着。登山道は、ここから西にルートが変わります。ここまで来ても、まだ今回歩く予定のルートの4分の1も来ていません。
「う~む順調に行っても、市道山に着くのは15時かあ。こりゃ今回はエスケープする可能性高し!」と思いながら、時々短い休憩を入れて、「市道山」に到着したのは、15:13でした。
「市道山」からは、今まで歩いてきた山と稜線が見ました。
この先計画しているプランを再確認してみると、「市道山~臼杵山」の所要時間は、少なくとも1:20。「臼杵山~荷田子峠」は、1:15。峠から「荷田子」の集落までは、15分かかります。つまり、何事もなくても、18時を回りそう。
状況を冷静に判断すると、4月になったとは言え、まだまだ日は短い。更に、残っているパーティの中には、「足がつって辛い!」という方も出現!
よって、今回の縦走はここまでとし、笹平のバス停へ降りる「ヨメトリ坂」をエスケープ・ルート(下山ルート)として取ることとしました。
16:50に「笹平」のバス停付近に到着し、その日の山行は終わりとなりました。
★感想
今回は、「思わぬアクシデント」により「長時間歩き」のスケジュールが変更となり、結果的に「エスケープ・ルート」を取ることとなりました。
やはり長時間歩くときには、何かあった時のための対応案を事前に確認しておくこととや、「起きてしまったこと」に対しては、冷静に対応することの大切さを痛感しました。
(使った地図)
国土地理院 地形図
★おまけ
やっぱりお役立ちのヤマケイの以下のシリーズの本を、夏の縦走に向けて、情報を仕入れたり、復習用に読もうかなと思いました。(今まで講師陣にさんざんいろいろ教わってきましたが。)