2014年も6月に入り、その夏の目標である「槍ヶ岳登山」に向け、トレーニングの為、山梨県の大月方面へ向かいました。今回は、大月市から上野原市と2つの地方自治体をまたぐ山々を8時間近く歩きます。
★山行日:2014年6月2日(月)
★天気: はれ
★コース:
富岡(大月市七保町駒宮)→長尾根→麻生山→権現山→雨降山→二本杉→用竹(上野原市)
★行動時間: 約8時間
★実際の様子
平日ですが、毎度おなじみの特急あずさにのり都内を脱出、車窓から初夏の緑を眺め、
大月駅で特急とはお別れ。そこから猿橋の駅へ。集合時刻は9時。
そこから登山口のある富岡まで、タクシーで移動。いつもそうですが、山あいの集落を見ると何となくほっとします。日本の原風景という感じだからでしょうか。
10時には富岡に着きました。麻生山までの長尾根へのルートは、2つ。1つは天神峠を通るもの。もう1つは、駒宮の光養寺経由でのルート。今回は後者のルートを行く予定だったのですが、歩き始めると取りつきが今一つわからない。ここかなと思うところが集落の道沿いに1か所あったけど、一緒に歩くガイドさんはそこを通り抜けてしまいました。
「?」と思っていたら、どうも予習をする時間がなかったらしく、やはりそこでした。
ということで実際に登山道に入って歩き始めたのは11時となってしまいました。まあそれも勉強ということで・・・。
この日は、晴れていて気温も高いので、普段以上に体力を消耗しがち。それに加えて取りつき部分を見つけるのに時間がかかり、更にそれに追い打ちをかけるように麻生山への尾根は、「長尾根」という名前の通りやたら長い。嫌な予感がすると思っていたら、仲間のお一人が徐々にペースダウン。
時折休憩をはさんで歩き、最後の急登を乗り切り、13:45には麻生山に着きました。といってもこの山は周りが木々で覆われているので眺望はありません。
山頂から権現山と富岡への分岐に戻ると、体調不良となった同期生がようやく登ってきました。結局これ以上は歩けないので、ガイドさんの1人と下山することに。ご本人はさぞ残念かと思いますが、何せここからが長いのです。
その後、スクール生達は、歩き続け、14:55に権現山に到着。
山頂からは山々を眺めることが出来ます。ツツジが咲いているのが印象的でした。
山頂から雨降山方面に下りて行く急な斜面を歩いていると、大ムレ権現という神社があり、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀ってました。
雨降山に着いたのは15:25。ここには、電波塔があります。
木々に覆われている稜線を歩き、徐々に高度を下げていきます。寺ノ入山~二ツクラ山と過ぎ、二本杉に着いたのは16:20でした。ここで10分ほど休憩。
その後、一気に用竹まで下りました。時計を見ると17:25でした。ここからはタクシーで駅まで移動。
18時過ぎに上野原の駅に着くと、きれいな夕焼けが、その日の努力をねぎらってくれました。長い一日でした。
★感想
本格的な夏の登山シーズン目前の最後の日帰り山行でしたが、なかなか歩きがいのあるルートでした。長時間歩行のペース配分を間違えると、大変なことになるんだなということを強く意識した一日でした。
(使った地図)