9月に入り、富士登山からまだ2週間もたたないうちに、何となく山に行きたくなり、都民には馴染みのある高尾山に行ってみることにしました。
理由は、9月から始まる登山スクールの山行まで1か月近く時間が空いてしまうから。それだとせっかく今まで歩きこんできたのが無駄になりそうなのと、単純に山歩きが日常化してしまったせいで「どこでもいいから行きたいなあ」と。
この山に今まで何回来ただろう。子供の時に何度も来たはずだけど、思い出せない。
直近で思い出せるのは、マレーシア人の知人に「高層ビルの立ち並ぶ東京にも緑の山があるんだよ。高尾山!すばらしいね。行こう!」と誘われた10年以上も前のこと。まだミシュランガイドで高尾山が紹介されてもいませんでした。
あの時は、マレーシアのボルネオ島にコタキナバルという街があって、そこから遠くないところにマレーシアの最高峰のキナバル山(4,095.2m)があるって教えてもらったっけ。
★山行日:2012年9月9日(日)
★天気:はれ
★コース
京王高尾山口駅→清滝→高尾山(標高599m)→城山→小仏峠→小仏バス停
★実際の様子
朝10時ちょっと前に京王高尾山口駅に到着。すでに駅前は、人で賑わっています。やれやれ混んでいることは分かってたけど、やっぱり人ごみは苦手。どうもミシュランガイドのおかげで高尾山は前よりも人が多くなっている。
初心者に優しい山なので、こんな看板もあります。トイレもあちこちにありますね。
色々と用事を済ませ10:15にはケーブルカーの清滝駅まで移動。ここも人だらけ。ちっとも山に来た気がしない。(>_<) ここから稲荷山コースを通って山頂を目指します。
11:00稲荷山の展望台に到着。東方面を見るとこんな感じ。9月とはいえ、まだ夏って感じの日差しです。
12:00には高尾山頂(標高599m)にあっけなく着きました。初心者向けハイキングコースの定番なのでこんなもんかな。富士山登っちゃうと本当に子供の遠足みたい感じ。こんな看板が立っています。
でも家族サービスで子供を連れているちょっとメタボ気味のパパ達は、こんな山でもヘロヘロみたいでちょっとかわいそうな気もする。
山頂の混み具合は半端なく、写真のような感じ。もう山のディスニーランド。
地面も歩きやすいようにコンクリートというか道を整備しているし。山という感じが全くしない。ケーブルカーで登ってくる人もいるから、いろんな恰好の人が混ざっている。
山頂から南西方面を見ると道志の方の山が見えました。
久々に長めの休憩をとり12:30に山頂を出発しました。
歩き始めると、ススキが。やはり秋はすぐそこまで来ていました。
13:15に一丁平園地に到着。そこからまた少し歩いたところで南西方向をまた写真撮ってみました。丹沢山塊が見えます。(来春には17~18km縦走する予定。もっと脚力鍛えないと)
今回最高地点の城山(標高670.3m)に13:45到着。城山茶屋でラムネを買って飲みました。やっぱり気分はまだ夏。またまたまったりして15分休憩しちゃいました。14:00には出発。
東側をみるとやはり下界は暑いのか、入道雲が出て街が霞んで見えます。
14:19小仏峠(標高 548m)に到着。こんな狸さんがいました。小仏峠と言えば、いつも中央高速で渋滞するトンネルが近くを通っているはず。地図を見ると、実際には中央高速はもう少し北で、JR中央線のトンネルがこの下を通っています。
今回は、ここから小仏バス停をめざして下山します。
下山途中には、こんな水場がありました。まだまだ暑いのでこういう水場を見るとうれしいですねえ~。ちょっと水を触って涼しくなりました。
小仏バス停に着いたのは、15:30近くでした。
★感想
富士山の後の高尾山は、カルチャーショックでした。富士山の人の多さも尋常ではありませんでした。高尾山は登山者以外の観光客もいるので、山頂付近は他の山とは全く違う感じがするのは、仕方がないことなのかもしれません。
歩いていて心地よかったのは、高尾山頂を過ぎてから。「今度来るときは、同じ高尾山でも別の静かなルートを歩きたいな」と思いながら電車に揺られて帰りました。
★お役立ち情報のURL
1. 「高尾登山鉄道」のサイト
ケーブルカーの情報だけでなく、今回の登山コースのうち、前半の山頂までに使った「稲荷山コース」の情報も載っています。(小仏峠におりるコースは出ていませんが。)
http://www.takaotozan.co.jp/index.htm
★温泉情報
まだ暑いので今回も帰りに「高尾の湯 ふろッぴィ」という立ち寄り湯に行きました。
JR・京王線高尾駅南口から送迎バスが出ているので便利でした。
(今回利用した地図)
地図や山道具・服は上記サイトでも買えます。