<回顧録>
まだ星のまたたく時間に起床。
ヘッドライトつけて4:55真砂沢を出発!
朝の登山道はツユでいろんなところが濡れている。三ノ沢をおり、川の横の鎖場を抜ける前に途中転んで捻挫してしまった。
まだまだ先は長いのに・・・。
川沿いの鎖場を抜け、二股吊橋。
何だか前よりも時間かかっている。
ここからは仙人新道の登り。ベンチまで上がると、三ノ窓雪渓の上に月が浮かんでいた。
前回よりも快晴で眺めがいい。
後立山の山々と小屋が見えると登りは終わり。
8:30にようやく仙人池着。
水面に映る裏剱と紅葉は、今回最も心に残る風景となった。再び訪れてよかった。
前はここまでクリアじゃなかった。
この日は阿曽原温泉まで歩くので先へ進む。
痛めた足首を気にしつつ、仙人谷を下る。全然スピードが出せないので、自分に腹を立てる。
死亡事故の頻発する右側が切れた場所、そして雪渓をおりると、今度は雲切新道への登り。
11:39やっと雲切新道の最高地点(1,629m)。
この先は急な下り。
痛い足をかばいつつノロノロおりて、13:39に仙人谷の川を渡りちょっと休憩。
こんな橋がかかってる。
下りるのに時間かかりすぎ。
無くした体力は一体いつになったら戻るのか?
悲しくなった。
最後の長い長い梯子を下りると、
仙人谷ダム。時刻は14:18。
何度見ても水の色が美しい。
そしてこんな山奥に人工物があることに驚く。
高熱隧道を横切り、関西電力の寮の脇を抜けると、最後の登り。
15:34ようやく阿曽原温泉着。
疲れて小屋の写真を撮るのも忘れてしまった。
少し休んでから屋外の露天風呂に入った。3度目の歩いてしか行けない温泉は、何度入っても気持ちいいものでした。