さて今回の修行は、青梅丘陵にある雷電山から三方山という低山での縦走です。3月で温かくなってきたし、低山だし、楽しいかと思っていたら大間違い。
スギ花粉と煙霧のせいでえらいことに・・・。(雪の次は、コレかい。)
★山行日: 2013年3月10日(日)
★天気: 晴れ→曇り(東の方では煙霧)
★コース
軍畑大橋→軍畑駅→榎峠→雷電山(標高494m)→三方山(標高454.3m)→日向和田駅分岐→へそまんじゅう本舗
行動時間: 約5時間
★実際の様子
車で、青梅線の軍畑近く、多摩川にかかる軍畑大橋まで移動してきました。
晴れていてとても気持ちのよい天気ですが、山の方を見ると何やら白い煙がモクモクと上がっています。
「たき火でもしているのかな?」とスクール生・・・。
「いや、あれはスギ花粉よ!」と別のスクール生とガイドさんの声。
「えっ、あれが全部そうなの?!コワ~!!!」
私は、花粉症ではありませんが、あんな恐ろしい光景を見たのは初めて。同期生や講師陣の中にも花粉症患者がいて、「もう帰りたい」という気持ちが前面に出ています。
民家に駐車してある車を見ると、花粉で真黄色になっていました。
分かりにくい登山口を地形図と周りの様子を見ながら見つけ出し、ようやく登山道を歩き始めたのは、10時でした。
さて、花粉のせいで士気が下がるスクール生は、低山縦走乗り切れるでしょうか?
登山口は一瞬わかりにくかったものの、道自体はそれほどややこしくなく、地図読みをしながら、比較的順調に雷電山に11:05に到着。
この山頂は、杉で覆われているので眺望は開けていません。
見えるのは、採石場くらい。朝は、それほど風がありませんでしたが、なんだか段々風も強くなり、空も霞んできました。春っぽい感じと言えばそうですが、何やら嫌な予感。
そこから更に、ルートを何度も変え辛垣山(辛垣城址)をまきながら歩き続け、12:15に送電線と登山道が交差する鉄塔の近くで休憩を15分ほどとりました。
休憩中に空を見ると、まだ青空が望めますが、手前の杉の森林をみると、やっぱり杉の花があり、そして花粉が漂っている感じがします。
休憩後、45分ほどで三方山に到着。(13:15)風も強くて、髪はジャリジャリ。目もなんだか目薬指したくなるようなショボショボ感が。
写真の様に東の方角は、雲行きが怪しくなり、講師陣も「雷レーダー反応している。まずいかも!」ということで、予定コースを歩くのを断念し、急遽エスケープルートで(※1)下山。
へそまんじゅう本舗に着き、三時のおやつの「まんじゅう」をほおばりながら、「やれやれ、風は強いわ、花粉は飛ぶわ、苦行だったなあ」と思うのでした。
※1 エスケープルート:
天候不良・体調不良など、計画が遂行できない場合に、危険回避のためすみやかに下山するルートのこと。
★感想
この日は、実はニュースで報道された通り「視界不良の煙霧」で東京は、大変なことになっていました。下山して正解!(以下はその時のニュースのURL)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1101L_R10C13A3000000/
★お役立ち情報のURL
「へそまんじゅう本舗」の情報。下山後に買って食べたけど、シンプルで美味しかった。
http://tabelog.com/tokyo/A1330/A133003/13010349/
(使った地図)
※最後のエスケープルートは、道はあるのですが、昭文社の地図にも地形図にもないルートをとりました。ちょっと説明しにくいので、歩く際には、青梅丘陵ハイキングコース通り歩いた方が、初心者にはいいと思います。