山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

花粉との戦い 青梅丘陵・雷電山~三方山(東京都)

さて今回の修行は、青梅丘陵にある雷電山から三方山という低山での縦走です。3月で温かくなってきたし、低山だし、楽しいかと思っていたら大間違い。

スギ花粉と煙霧のせいでえらいことに・・・。(雪の次は、コレかい。)

★山行日: 2013年3月10日(日)

★天気: 晴れ→曇り(東の方では煙霧)

★コース

軍畑大橋→軍畑駅→榎峠→雷電山(標高494m)→三方山(標高454.3m)→日向和田駅分岐→へそまんじゅう本舗

行動時間: 約5時間

★実際の様子

車で、青梅線軍畑近く、多摩川にかかる軍畑大橋まで移動してきました。

晴れていてとても気持ちのよい天気ですが、山の方を見ると何やら白い煙がモクモクと上がっています。

「たき火でもしているのかな?」とスクール生・・・。

「いや、あれはスギ花粉よ!」と別のスクール生とガイドさんの声。

「えっ、あれが全部そうなの?!コワ~!!!」

私は、花粉症ではありませんが、あんな恐ろしい光景を見たのは初めて。同期生や講師陣の中にも花粉症患者がいて、「もう帰りたい」という気持ちが前面に出ています。

民家に駐車してある車を見ると、花粉で真黄色になっていました。

分かりにくい登山口を地形図と周りの様子を見ながら見つけ出し、ようやく登山道を歩き始めたのは、10時でした。

さて、花粉のせいで士気が下がるスクール生は、低山縦走乗り切れるでしょうか?

登山口は一瞬わかりにくかったものの、道自体はそれほどややこしくなく、地図読みをしながら、比較的順調に雷電山に11:05に到着。

雷電山山頂

この山頂は、杉で覆われているので眺望は開けていません。

採石場

見えるのは、採石場くらい。朝は、それほど風がありませんでしたが、なんだか段々風も強くなり、空も霞んできました。春っぽい感じと言えばそうですが、何やら嫌な予感。

そこから更に、ルートを何度も変え辛垣山(辛垣城址)をまきながら歩き続け、12:15に送電線と登山道が交差する鉄塔の近くで休憩を15分ほどとりました。

418m鉄塔付近

休憩中に空を見ると、まだ青空が望めますが、手前の杉の森林をみると、やっぱり杉の花があり、そして花粉が漂っている感じがします。

杉と花粉

休憩後、45分ほどで三方山に到着。(13:15)風も強くて、髪はジャリジャリ。目もなんだか目薬指したくなるようなショボショボ感が。

東の方角

写真の様に東の方角は、雲行きが怪しくなり、講師陣も「雷レーダー反応している。まずいかも!」ということで、予定コースを歩くのを断念し、急遽エスケープルートで(※1)下山。

へそまんじゅう本舗に着き、三時のおやつの「まんじゅう」をほおばりながら、「やれやれ、風は強いわ、花粉は飛ぶわ、苦行だったなあ」と思うのでした。

※1 エスケープルート:

天候不良・体調不良など、計画が遂行できない場合に、危険回避のためすみやかに下山するルートのこと。

★感想

この日は、実はニュースで報道された通り「視界不良の煙霧」で東京は、大変なことになっていました。下山して正解!(以下はその時のニュースのURL)

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1101L_R10C13A3000000/

★お役立ち情報のURL

「へそまんじゅう本舗」の情報。下山後に買って食べたけど、シンプルで美味しかった。

http://tabelog.com/tokyo/A1330/A133003/13010349/

(使った地図)

昭文社山と高原地図奥多摩

※最後のエスケープルートは、道はあるのですが、昭文社の地図にも地形図にもないルートをとりました。ちょっと説明しにくいので、歩く際には、青梅丘陵ハイキングコース通り歩いた方が、初心者にはいいと思います。