復帰をするなら、スポーツ医学に精通した病院でみてもらう必要があるので、2014年6月下旬に、都内のある大学病院へ向かいました。
怪我をしてから、ずっと膝の周りをギプスのようなもので固定し、杖を片手でついていました。
でも、主治医の先生は、
「これダメなんだよねえ~、関節が固まるから。スポーツ復帰するなら、固くなっている膝の状態を以前のように戻す必要があるね。だから、固定も杖も直ぐやめて、即アスレチック・リハビリ開始!手術は、膝の状態が良くなってからね。」
・・・との事。
ACLの再建手術を受けるには、この術前リハビリが非常に大切で、膝の周りの筋肉が以前の様になっていないと術後の経過が良くないそうです。
そんな訳で、診察後、早速アスレチック・リハビリ部門へ。固定していたせいで、曲がらなくなった膝を曲げる練習から始めました。あと「膝のセッティング」や「腹筋」「スクワット」「ブリッジ」なども。
リハビリは、病院だけでするものではなく、基本的にリハビリの先生(理学療法士)にやり方を教えていただき、それを毎日家でするもの。やっているうちにフォームが崩れたりしないように、適切な動きが出来ているかを、病院に行くたびにチェックしていただきました。
最初は、硬くて曲がりませんでしたが、5日ほど続けたら、お風呂で正座が出来るようになりました。
約一週間後。暦は7月に入りました。今度は「片足立ち」「片足スクワット」「片足ブリッジ」などがリハビリのメニューが加わりました。
さらに数日後に、主治医と手術の日の相談。
「リハビリも順調そうなので、8月下旬に手術しましょう!」と日程が決まりました。「それまでにリハビリの先生の言うことを聞いて、出来るだけ筋力をつけてね」とのこと。
一歩前進!すごくうれしい!
週に1度のペースでリハビリ通いを続け、8月上旬には、「片足立ち」「軽いジョギング」などもできるようになりました。ダンベルなんかをつかってもリハビリしました。
山にも行けそうなくらいの体力の復活ですが、診察の時に「先生、山は行っちゃダメですよね~」ときいたら、
「だめ~!」
・・・とのこと。(当り前だけど)
一生懸命リハビリをしているうちに、気がつけば、8月下旬の手術日が迫っていました。
★おまけ
「日本整形外科スポーツ医学会」のサイトは医師を探すのに役に立ちました。もし、故障して困っている場合には、医師や病院を探す参考になるかもしれません。