山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

木曽御嶽山(長野県)・前編

(はじめに)

今回のブログ上記録は、2012年8月当時にものになります。

(山に登ることになったいきさつ)

さて、富士登山の準備も、5回目。これで最後となりました。総仕上げとして、「標高3,000mという高さに慣れる」「山小屋に初めて泊まる」ということを体験する場所として、木曽御嶽山に行くことになりました。

★山行日:2012年8月4日(土)~5日(日)

★天気:

(1日目)晴れ 夕方にはやや曇り

(2日目)晴れ

★コース

(1日目)御嶽センターハウス駅~ロープウェイ移動~飯森高原駅→九合目→二ノ池新館

(2日目)二ノ池新館→御嶽山・剣ヶ峰(標高3,067m)→王滝頂上→田の原天然公園

★実際の様子 (1日目)

今回も、都内から中央高速を使い、6時間ほどかけて登山口まで移動してきました。中央道をここまで西に来たのは初めてでした。

伊那の辺りで高速をおり、ようやく御岳ロープウェイの御嶽センターハウス駅に着いたのは、13:28くらいでした。駅の近くには、写真のようにお花が沢山咲いています。

センターハウス前

そしてこれから行くルートの看板も。

看板 センターハウス駅前

ロープウェイで飯森高原に着いたのは13:58でした。東の方角をみるとこんな山々が(木曽駒ヶ岳の方かな?自信ありませんごめんなさい)。

飯森高原駅から

14:00ようやく歩き始めました。登山道の入り口にはこんな標識が立っています。

登山道入口

御嶽山は、富士山・白山・立山などと並ぶ御岳信仰という信仰の山です。8合目の女人堂(標高2,480m)15:20に到着。この過ぎたあたりは、信仰の山ということもあり沢山の霊神碑や鳥居が見られます奥に見えるのが御嶽山です。森林限界を超えたので、大きな木はもうありません。

女人堂付近

また白装束を着た行者さんがかなり歩いていらっしゃいました。今まで登った他の山とは違った雰囲気です。同行している山岳ガイドさんにも、「元々信仰の山なのでその方々の邪魔をしないように気をつけてくださいね」と注意を促されました。

像

17:00頃石室山荘に到着し、休憩することに。山小屋なのにテレビがついていて、ロンドンオリンピックの中継を流していました。15分ほど休憩し17:15に出発しました。歩き始めると直ぐに右上に9合目の覚明堂が見えてきました。(以下)

覚明堂

そして山頂に続く稜線と斜面には残雪も見えました。(以下)

稜線と雪

登ってきた道を振り返るとこんな感じです。夕方なので、だんだん曇ってきました。

下界 石室山荘近く

17:30九合目に到着。こんな碑があります。

九合目

この鳥居をくぐると、稜線への合流点はもうすぐ。目指す二ノ池新館はあと少しです。

仏像 九合目

17:44とうとう日本最高所の高山湖である「二ノ池」が見えました。まだ残雪があります。

二ノ池

更に進むと、剣ヶ峰との分岐を示す標識がありました。明日はここを剣ヶ峰方面に登っていきます。

剣ヶ峰への分岐標識

足元には、ミヤマダイコンソウが咲いていました。

ミヤマダイコンソウ

どんどん進んでいくと、二ノ池の様子がよくわかります。水が青く見えます。とても神秘的。写真には写っていませんが、ここにも鳥居と仏像がありました。

二ノ池近く

17:58にようやく二ノ池新館に到着しました。

新館

二ノ池小屋新館は、お風呂があり、汗を流せます。(もちろん石鹸とかは使えません)なので、ありがたくお風呂を使わせていただきました。その後、シンプルな夕飯を食べ、20時には消灯なので寝ました。

初めての山小屋泊りでしたが、消灯後小屋が静寂に包まれたのがとても印象的でした。夜になると月明かりがまぶしいくらいで、そんな経験をしたのも生まれて初めてでした。文明から離れ、大自然・宇宙を感じた夜でした。

ということで前編はここまでです。

★感想

ところで「山小屋への到着時間」ですが、本来であれば、15:00~16:00位には山小屋に到着するのが普通だそうです。今回は登山ツアーであり、山岳ガイドさんらがいろいろと連絡を山小屋にしてくれたおかけで、山小屋の方に怒られずにすみました。